ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)はネットワークを通じて友人の輪を広げるコミュニティサイトです。自分自身のプロフィール紹介・写真 (似顔絵)、趣味などを公開することができます。さらに誕生日を公開することで、友人から嬉しいバースデーメッセージをもらったりすることもできます。本 来プライベート目的だったSNSですが最近はビジネスでの使用も増え始めています。国内ではmixi(ミクシィ)、海外ではFacebook(フェイスブック)が有名です。
SNSの機能を駆使して、ビジネスに使用した一例を挙げてみましょう
受験生向けコミュニティサイト
ホームページから受験生に受験のエントリーをもらう。
その瞬間、自動で受験コミュニティサイトの会員登録がされる
その後は入試日まで入試サポートを行い、さらに合格者を入試までのナビゲータをする役割を担う。
合格者向けコミュニティサイト
入学試験をパスした生徒を再登録して、入学までのサポートを行います。生徒からの質問と回答をスタッフ全員で共有できるので、学校経営陣からみると生産性の向上は明らかです。生徒側からみても入学までの短い期間ですが、生徒がお互いの絆を感じ取れる絶好の機会です。
OBによる在校生サポートコミュニティサイト
卒業生をクラウド(群衆)としてとらえ、クラウド(群衆)が在校生をサポートする、クラウド(群衆)ソーシングを使ったコミュニティサイトです。進学受験のこと、友達関係、あるいは授業での行き詰まりなど、在校生はさまざまな問題をかかえるものです。
簡単なワークフローを示します。
まず在校生のひとりが自身では解決不可能な質問をクラウド(群衆)に投稿します。ひとりの卒業生(クラウド)が質問者に回答します。次に別の卒業生(クラウド)も追随して回答を寄せます。いくつもの選択肢の中から質問者は問題を解決することが可能です。その間、学校はサイトを解放するだけで、従来のような事務員の配置は不要になり、その結果、経費削減ができます。相談窓口が教職員であれば、少なからずトラブル、口論が起きることがありますが、このコミュニ ティは必ず「サンキュー」で終わることになります。なぜなら解答者はすべて金銭の授受のないボランティアであるからです。卒業生(クラウド)が、学校と在校生の緩衝地帯の役割を果たしてくれるかもしれません。
学校スタッフ同士のコミュニティサイト
普段何気ないテーマでも、スタッフによっては重要な疑問、問題を抱く場合があるものです。ひとつのフォーラムを立ち上げれば、興味のあるスタッフは自分の意見を書き込んできます。フォーラムごとの集約が、貴校にとって新しいプロジェクトの立ち上げの機運になるかもしれません。従来のように役員、役職者だけではなく普段から生徒に接している組織の底辺層からの意見の収集こそが学校改革になります。
また、日記風の日報、お客さまからのクレーム処理の内容と対処した方法、サービス向上のアイデアなど、貴校の特質をつかんだテーマを模索するべきです。
ブログとの違い
ブログはマスコミのように一斉に情報を伝達するのに比べSNSは一斉に加え個別の情報発信も可能なことです。
きめ細かなサポートはアナログ的なやさしさを醸し出し就活生に心地よい印象を与えることができます。またマーケティング効果としてはそれぞれの立場の違いに合ったサポート結果を出せるので、貴校とすれば、きめ細かな問題解決の履歴を収集することができます。
OpenPNE
サポート (http://www.openpne.jp/)
OpenPNE(SNSエンジン)は株式会社手嶋屋(本社東京・手嶋 守社長 http://www.tejimaya.com/ )が中心となって、オープンソース方式で開発を行ってきたプロジェクトです。これだけの機能を盛り込んだSNSのソフトを無償で利用する事ができるのはありがたいことです。
デモサイト : http://demo3.openpne.jp/
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